NEWS

ロクディムとは?

ロクディム

ロクディムは、脚本や台本・あらすじなどを用意せず、その場で即興で芝居をしながら物語をつくる「即興芝居×即興コメディ」をおこなう即興パフォーマンス集団です。

「この瞬間を一緒に笑おう。」をキーワードに全国で「即興芝居×即興コメディ」の公演やワークショップを実施しており、近年、小中高専大などの教育機関での学校公演や特別授業・ワークショップを行うことも増えています。

見るだけでなく体感する上演形式と生徒や先生同士で実際に体験・体感する即興ワークショップが特徴で、おおがかりなセットや特別な機材を揃えずとも上演できるフットワークの良さも生かし日本全国へ活動を広げています。


学校などの教育現場で必要とされるコミュニケーション教育、創造性とは?

なぜ今「コミュニケーション能力・教育」が必要なのか?
文部科学省は平成22年「コミュニケーション教育推進会議」を設置しました。

国際化の進展に伴い、多様な価値観を持つ人々と協力、協働しながら社会に貢献することができる創造性豊かな人材を育成することが重要です。また、近年、子どもたちが自分の感情や思いをうまく表現することができず、容易にキレるなどの課題が指摘されています。

 このような状況を踏まえ、子どもたちのコミュニケーション能力の育成(以下、コミュニケーション教育)を図るための具体的な方策や普及のあり方について調査・検討を行うため、「コミュニケーション教育推進会議」(以下「推進会議」という)を設置します。

文部科学省Webサイト「コミュニケーション教育推進会議」の開催についてより

この推進会議で作成された報告書「(概要)子どものたちのコミュニケーション能力を育むために~「話し合う・創る・表現する」ワークショップへの取組~の審議経過報告のとりまとめ」の中に「1.コミュニケーション能力が求められる背景」の記載があります。

●正解のない課題、経験したことのない課題を解決していかなければならない「多文化共生」の時代。

●外での遊びや自然体験等の機会の減少により、身体性や身体感覚が乏しくなっていることが、他者との関係づくりに負の影響を及ぼしている。

●コミュニケーション能力を、「いろいろな価値観や背景をもつ人々による集団において、相互関係を深め、共感しながら、人間関係やチームワークを形成し、正解のない課題や経験したことのない問題について、対話をして情報を共有し、自ら深く考え、相互に考えを伝え、深め合いつつ合意形成・課題解決する能力」と捉え、多文化共生時代の21世紀においては、このコミュニケーション能力を育むことが極めて重要。
[1]自分とは異なる他者を認識し、理解すること
[2]他者認識を通して自己の存在を見つめ、思考すること
[3]集団を形成し、他者との協調、協働が図られる活動を行うこと
[4]対話やディスカッション、身体表現等を活動に取り入れつつ正解のない課題に取り組むこと

などの要素で構成された機会や活動の場を意図的、計画的に設定する必要がある

文部科学省Webサイト「(概要)子どものたちのコミュニケーション能力を育むために~「話し合う・創る・表現する」ワークショップへの取組~の審議経過報告のとりまとめ」より

では、そのために何をどうしたらよいか?
それが「2.コミュニケーション能力を育成する手法・方法」としてまとめられています。

諸外国では、クリエイティブな活動をする実践家やアーティストが学校でワークショップ型の授業を行い、子どもたちの創造性やコミュニケーション能力等を育む機会を設けている事例が多く見られ、成果を上げている

文部科学省Webサイト「(概要)子どものたちのコミュニケーション能力を育むために~「話し合う・創る・表現する」ワークショップへの取組~の審議経過報告のとりまとめ」より

と、海外の事例を参考にしつつ、「取り組みの効果」が続きます。

取り組みの効果

他者認識、自己認識の力の向上
ふだんは見ることのない他者の一面を見いだしたり、自分と異なる状況を擬似的に体験したりすることで、他者認識や自己認識の力が向上する。

「伝える力」の向上
相互に伝え合うことの喜びに気付き、少しでもうまく伝えたいという意欲により、表現手法が工夫され、「伝える力」が向上する。

自己肯定感と自信の醸成
子どもの良い面や優れた面が引き出されたり、子どもたちが互いに多面的に発見・評価したりされたりすることによって、自己肯定感と自信の醸成がなされる。

文部科学省Webサイト「(概要)子どものたちのコミュニケーション能力を育むために~「話し合う・創る・表現する」ワークショップへの取組~の審議経過報告のとりまとめ」より

そして、

実施に当たっては、

・グループ単位(小集団)で協働して、正解のない課題に創造的・創作的に取り組む活動を中心とするワークショップ型の手法をとること

・演劇的活動など表現手法を豊富に取り入れていること

・ワークショップの理論や手法を備えた芸術家等の外部講師が授業に参画すること

が大事である。

文部科学省Webサイト「(概要)子どものたちのコミュニケーション能力を育むために~「話し合う・創る・表現する」ワークショップへの取組~の審議経過報告のとりまとめ」より

となっており、コミュニケーション能力を育む創造的アプローチとして演劇的手法が注目されていることがわかります。

それに対して、ロクディムの即興芝居の特徴とも共通する「他者とのコミュニケーション」や「自己表現・他者受容」などの「多様性・創造性」を実体感できるアプローチが求められており、ロクディムへの「学校公演依頼」や「特別授業・ワークショプ依頼」が増えてきたことも同様の理由によると考えられます。


ロクディムの即興芝居(インプロ)の特徴は、楽しい!

ロクディムの即興芝居(公演・ワークショップ)の特徴は、なによりもまず、「楽しい」ことです。

自分を表現すること、人と接すること、伝えること、伝わること、人と一緒に何かをやること、そのこと自体に「嬉しさ」「喜び」があり、だからこそ人は誰かと(何かと)コミュニケーションをとります。

コミュニケーションをあらためて捉え直し、コミュニケーションの「正解」を学ぶのではなく、より良いコミュニケーションを「楽しみながら」体験・体感するアプローチが大きな特徴です。

東京都立文京高等学校:コミュニケーション能力向上プログラム

また、「決まったストーリー」=「正解」がない即興芝居(インプロ)では、自分の思うことや感じることを表現し、相手役と協力して物語を作っていくことになります。時には自分たち自身が想像もしなかったハプニングが起こることもあり、それにどう向き合い解決するか?即興でおこなう自分の表現(選択・行為)が未来をつくっていき、その結果、どんな物語ができあがるかを体験します。

東京都立文京高等学校:コミュニケーション能力向上プログラム

芝居という架空の世界で、普段の自分とは違うキャラクターを演じたり一緒に芝居をする相手役とのやりとりから、多様な視点・価値観があることや、伝え合うこと(コミュニケーション)の楽しさ、喜びに気づいたりすることもあるかもしれません。また、自分たち自身で物語(未来)をつくる中で、自然と想像力・創造力が発揮され、それらを他者と協働するクリエイティブな実体験も共有していきます。

東京都立文京高等学校:コミュニケーション能力向上プログラム

正に「即興」で生きている自分の人生を、かけがえのない今という瞬間の貴重さや素晴らしさを、即興芝居を通して改めて体感するとともに、自分のありのままを表現し、相手を思いやるこころを育み、互いの違いを認め合いながら、失敗を恐れず、自分らしい行き方を創造していく、そんな経験になってほしいと考えています。


ロクディムのワークショップを受けた生徒の感想

では、実際に体験した子どもたちはどのような感想をもったのでしょうか?
2015年、東京都立文京高等学校「コミュニケーション能力向上プログラム」として実施したワークショップに参加した生徒のアンケートをご紹介します。(対象:1年生)
クリック or タップすると、74人分の感想が見れるのでぜひご覧ください(ちょうど、この上3枚、下1枚の写真はその時の写真です)。

主催:あうるすぽっと(公益財団法人としま未来文化財団)|公立学校アウトリーチ コミュニケーション能力向上プログラムとして|撮影:涌井直志|協力:五味ウララ、永田マミ、松橋京子

  • 東京都立文京高等学校「コミュニケーション能力向上プログラム」参加生徒の感想より

東京都立文京高等学校:コミュニケーション能力向上プログラム


ロクディムの活動を広く知ってもらった「NHK スマイルキャラバン」の放送

このような活動の中、2014年、NHKのスマイルキャラバンに参加・出演した模様が放送されます(宮城県・岩手県)。

もともと共同主宰のカタヨセヒロシが福島県いわき市出身ということもあり、東日本大震災のあった2011年6月7月と福島県いわき市で公演をおこないます。フットワーク軽く上演した経験をもとに、日本全国を巡る公演をスタートさせつつ、福島や東北(関連含む)での活動を継続してきました。

そして2014年NHKスマイルキャラバンに参加し、宮城県・気仙沼条南分館での公演、岩手県・陸前高田市立気仙中学校での公演とワークショップを実施、その模様がNHK総合で放送され、多くの問い合わせをいただきました。

学校公演が終わり図書室で帰り支度をしているところへ副校長先生が来られて、「子どもたちの笑顔がもう全てですので、それが一番です。何よりです。来てくれて、笑顔を届けてくれてありがとう」とおっしゃっていただいたのがとても印象に残っています。

特別な道具がなくても笑い合える。そして、笑いを一緒に作り上げることで、みなさんの心のなかにうまれる「何か」。そのことが子供たち同士のコミュニケーションを深めることにも役立ちそうですよね。

NHK総合「明日へ ─支えあおう─」畠山智之アナウンサーのコメントより

NHKスマイルキャラバン


これまでの実施事例

そんなロクディムの、これまでの実施形態や内容をまとめました。

学校名:愛知県名古屋市立楠中学校

愛知県名古屋市立楠中学校

実施形態:学校公演(芸術鑑賞・演劇)
実施対象:全校生徒(約750名)
実施時間:5時限・6時限
実施内容:体験ワークショップ20分+公演60分
実施会場:楠中学校体育館
実施日:2013年11月

学校名:名古屋大学

名古屋大学図書館

実施形態:公演・3回継続ワークショップ
実施対象:希望者
実施時間:60分
実施内容:公演60分+体験ワークショップ105分
実施会場:名古屋大学図書館内ディスカバリスクエア
主催:名古屋大学国際教育交流センター アドバイジング部門
協力:ロクディム 名古屋大学国際教育交流センター 海外留学部門、キャリア支援部門
実施日:2014年10月24日(11月21日、2015年1月9日にワークショップを連続開催)

学校名:福島県郡山市立赤木小学校

福島県郡山市立赤木小学校

実施形態:公演(PTA主催イベント・演劇)
実施対象:生徒〜保護者
実施時間:公演1時間
実施会場:赤木小学校体育館
2014年11月

学校名:岩手県陸前高田市立気仙中学校

NHKスマイルキャラバン

実施形態:特別授業(ワークショップ)・公演
実施対象:特別授業:2年生/公演:全校生徒
実施会場:気仙中学校体育館
2014年11月

「最高でした」
「だんだんやっているうちに楽しくなって、結構、積極的に動けるようになりました」
「伝え合うことの大切さとかを学べたので、自分にとっていい勉強になったと思います」
特別授業に参加した生徒の感想

学校名:東京都立文京高等学校

東京都立文京高等学校

実施形態:コミュニケーション能力向上プログラム
実施対象:1年生360名(3回に分けて実施)
実施時間:ワークショップ:1コマ
実施時間:50分(約120名)
実施会場:文京高等学校体育館
主催:あうるすぽっと(公益財団法人としま未来文化財団)|公立学校アウトリーチ コミュニケーション能力向上プログラムとして
写真撮影:涌井直志
協力:五味ウララ、永田マミ、松橋京子
2015年6月

学校名:大分県日田市立大山中学校

大分県日田市大山公民館

実施形態:特別授業(ワークショップ)・公演
実施対象:全校生徒
実施時間:ワークショップ:2時限・3時限(全学年)
実施時間:公演:6時限(約125名 内訳大山中学校75名、大山小学校5年6年50名)
実施会場:日田市大山公民館
2015年8月

学校名:大分県日田市立戸山中学校

大分県日田市立戸山中学校

実施形態:特別授業(ワークショップ)・公演
実施対象:全校生徒(58名)
実施時間:ワークショップ:3時限・4時限(全学年)
実施時間:公演:5時限・6時限
実施会場:戸山中学校体育館
2015年10月

大分合同新聞

大分合同新聞(朝刊)2015年10月31日

学校名:大分県日田市立北部中学校

実施形態:特別授業(ワークショップ)・公演
実施対象:全校生徒(277名)
実施時間:ワークショップ:2時限・3時限・4時限(全学年)
実施時間:公演:5時限・6時限
実施会場:北部中学校体育館
2015年10月

学校名:岐阜県恵那市立恵那北小学校

岐阜県恵那市立恵那北小学校

実施形態:学校公演(笠置ふれ合い事業・演劇)
実施対象:生徒〜保護者(約120名)
実施時間:5時限・6時限(13:30〜15:00)
実施内容:体験ワークショップ30分+公演50分
実施会場:恵那北小学校体育館
実施日:2015年10月
共催:笠置町青少年育成会 恵那北小学校PTA
※演じることや自分を表現することの楽しさを全校で体験します。

本校のような立地条件の学校は、なかなかこうした即興劇に触れる機会やパフォーマンスを見る機会がなく、子どもたちにとっては新鮮な体験でした。「楽しかった。」という子どもたちの感想、また地域の方の反応も「すごいね。」「即興とは思えない。」というものなど、感心した様子の分かるものがたくさんありました。今日のメールにあったように、いろいろな意図があることが見ていて分かり、よく考えられているなあと思いました。また機会があればぜひ、見せていただきたいと思います。ロクディムさんを呼んだ前校長先生も評判を聞いて喜んでみえました。

恵那北小学校 教頭先生からいただいた感想

学校名:名古屋情報専門学校

名古屋情報専門学校の外観

実施形態:学校祭行事 インプロ鑑賞会
実施実施対象:専門課程全学生・高等課程3年生・教員・特別招待客(約440名)
実施時間:13時〜14時半(特別枠)
実施内容:公演90分
実施会場:名古屋情報専門学校 体育館
実施日:2015年11月

学校名:静岡県駿東郡清水町立清水中学校

実施形態:学校公演(芸術鑑賞・演劇)
実施対象:全校生徒(約600名)
実施時間:5時限・6時限
実施内容:体験ワークショップ20分+公演50分
実施会場:清水中学校体育館
実施日:2015年12月

学校名:青森明の星中学・高等学校

青森明の星中学・高等学校|学校公演(芸術鑑賞・演劇)

実施形態:学校公演(芸術鑑賞・演劇)
実施対象:修学旅行参加生徒(音楽科の高校生2名)
実施時間:60分
実施内容:体験ワークショップ20分+公演40分
実施会場:STUDIO MUSIC WORKS(恵比寿)
実施日:2016年1月


ロクディムの学校公演・特別授業ワークショップの詳細

ロクディムの学校公演・特別授業ワークショップにご興味持たれた方は、学校公演用パンフレット(PDF)がありますので、以下よりご覧ください。
また、詳細についてのお問い合わせはお問い合わせフォームからお願いいたします。

[お問い合わせ]