15年前に置いていったあの子と小田篤史の覚悟。

小田篤史が引っ越しをするという。

20年住んでいた場所からの移動はかなり大きな変化と思います。

ああ無情すなぁ。

15年ほど前にはワタリも半年ほど居候させてもらっていた(「出ていって」と言われたことは昨日のように覚えている)家。

若かりし日のワタリと小田篤史。
有り余ってるエネルギーをぶつけ合ったりぶつけられなかったりぶつけすぎたりした日々。

アツシ。

きっとワタリはぶつけすぎたから「出て行って」と言われたのだろうね。

夜な夜なキャラクターに扮してアツシの部屋に潜入し、眠いアツシを起こし続け最終的には「警察呼ぶよ」と言われたのにまだやろうとしたワタリを今、バカだなぁや凄いなぁが入り交じった感情で見ています。

そして、そんなワタリと同棲生活はできなくてもチームとしてがっつり組めてる小田篤史がすごいよなぁとも思っています。

ということでってどういうことが分かんないけど、確かなことは、

引っ越される場所はワタリにとっても大事な場所ということ。

引っ越し前に一度お別れに行きたいなぁなんて思っている。

そんな折り、小田篤史と2人で話す機会があった。

アツシ「ああ、ワタリくんさ」
ワタリ「うん?」
アツシ「間もなく引っ越すんだけどさ」
ワタリ「ああ、いよいよなんだね」
アツシ「うん。そこでさ」
ワタリ「うん」
アツシ「鏡覚えてる?」
ワタリ「カガミ?」
アツシ「君の」
ワタリ「・・・」

鏡って言われた瞬間から分かっていたんです。

小田篤史が言う鏡とは

ワタリが20歳くらいの時に一生懸命やっていたパントマイムの練習用に買った超巨大な鏡。

高さも幅も2メートルくらいのもの。重さも15キロくらいあるやつ。

アツシの家に居候していた時から置かせてもらっていたことを瞬時に思い出した。

アツシ「分かっているよね」
ワタリ「ああ・・・あれね、でも家族もいるしちょうど良い大き・・」

アツシ「あれはね、新居にはもっていきたくないんだよね」

新撰組??

その目は間違いなく「断ったら斬る」と語っている。

ワタリ「へ?・・あ、そうなんだね、そっか〜あ、コーヒー飲む?」

アツシ「近々取りにきてくれるかな」

待ったなし。予断を許さない。

いつも以上に目が窪み。顎がしゃくれている。

本気だ。本気で鏡を引き取らせようとしている。

ワタリ「そうね〜でもワタリの家には入らないんだよねぇ」

アツシ「いつ取りに来る?車でくる?ハイエースなら入るよ」

もう首もとに刀。

間違いなく今のワタリの家に入らないと言っているのに!!

これが・・・2児の父になった男の強さなんでしょうか?

しかし、ワタリも負けるわけにはいかない。

だって・・入らないのだから!

とういうことでその後、終始全力で

「へへへへへへへへ〜(半笑)」

っという全てを有耶無耶にするワザを使いました。

したら、なんとなーく時間が過ぎていくんです。

で、話さなきゃいけないことを話していって完璧に話しを逸らすことに成功。

今、まだ逸らし続けています。

アツシが引っ越すまで「へへへへへへ〜」が勝つか、侍小田篤史が勝つか?

また伸展あったら話しします。

それにしても、ほぼ毎日書いていくって尋常じゃないね。

習慣化できてしまうまで大変。でもそれも楽しんでやる。

雑談道とはなかなかに奥が深い。