ARE YOU VACANT? #07

地元に帰ると、見上げる山がある。
いつもそこにいて、雄大で、僕らを見守ってくれている。
その山が帰る途中に見え始めると、「ああ、帰ってきたんだな」って実感し、
その山が見えなくなると、「さあ、東京に」と気を引き締め直す。
高校時代、僕がすごく悩んでいた時、駅へと自転車を漕いで向かう視線の中に、その山がいた。
僕に何があっても何も変わらず、ただそこにいてくれた。
人によっては、そんな存在が海なのかもしれない。
平原なのかもしれない。
僕は、山。
何をも受け入れてくれるような、そんな存在。
(りょーちん)


【ライブ情報詳細】
2014/06/14(sat) ロクディム 第6回 東京単独ライブ