「色々な人たち」の役割とは?

- カタヨセ
- 今、お話に出た「ロクディムみたいな人も必要だ」ということについてなんですが。
- 安田
- はいはい。
- カタヨセ
- 2015年のしたまち演劇祭の時に、色々と連れていってもらってご紹介いただいた時はまだロクディムの公演を見たことなかったじゃないですか?
- 安田
- そう。その時はまだロクディムを見てない!
- 小田
- ですよね!
- 名古屋
- うんうん。
- 小田
- すごいことですよね!
- カタヨセ
- そうなんですよ。
- 名古屋
- 見てないのでそこまでやっていただいて。
- 安田
- 僕らの役割として、エンターテナーの人たちが、この浅草に集まらないといけないわけじゃないですか。興味持ってくれないといけなくて。だから、「やりたい!」という人たちには「どうぞ!」っていう役割なんです!
- 小田
- なるほど。
- カタヨセ
- やったらいいよと。
- 調
- やりたい人、どうぞ!って♪
- 安田
- で、それを見て、浅草周りの人たち、ご紹介した人たちがいいと思うかは知りませんっていうことです。
- カタヨセ
- うんうんうん。
- 安田
- その判断は自由にしてもらえればいいしね。最初の、ファーストステップのところは自分の役割かなっていう感じですよね。その役割をやらせていただいているので、っていう感じかな。
- カタヨセ
- いやあ、ありがとうございます!
- 安田
- だから、元も子もないかもしれないですけど、ロクディムさんだからやったわけじゃなくて。
- カタヨセ
- はい。
- 安田
- 他の方からもそういう話があって、実際ヨシカミさんで、即興じゃないですけどPRをしたりとかっていうのもやってます。で、もそこで盛り上がるか盛り上がらないかは知りません(笑)
- カタヨセ
- ですよね。それは君たち次第だよ、ということですよね。
- 安田
- そうですそうです。
- 小田
- うんうん。
- 安田
- そういったことをこの10年ぐらい町の人達に任せてもらっているので。そこまでは拒まずで。だけどそれが一銭になるわけじゃないから、すいません、忙しい時は返信が遅れます、っていう(笑)
- カタヨセ
- いえいえ、そりゃそうです。
- 調
- なんか、遠回しの言い訳みたいになってますよ
- カタヨセ
- いえいえいえ。
- 全員
- (笑)
- 安田
- っていう感じの中でロクディムと出会って、公演を見て、そこから「やべえ!(笑)」と思ってファンが増えていった、っていう話です。
僕らとしても、浅草六区としても、したまち演劇祭だけじゃなくて国家戦略特区の取り組みだったりという話もあって、こっちのメンバーと(調さん、ケンさん、大和さん)色々やったりもしましたね。起震車に乗ってもらったりとかね。
- 小田
- はい、乗りました。
- 大和
- いや、ありがとうございました。
- 調
- 本当にありがとうございました。
- カタヨセ
- いえいえいえいえ。
ヨシカミさんでの飛び込みランチパフォーマンス

- 小田
- 確かに色々やらせていただきました。特に印象深いのが、したまち演劇祭の時のスピード感!僕たちが出会わせてもらってからヨシカミさんでやるまでの流れ、あの速さ!
- カタヨセ
- ヨシカミさんのランチ営業中でしたよね。
- 安田
- そうでしたね(笑)
- カタヨセ
- ヨシカミさんのお店のドアを開けると、お客さんはランチ食べてて。
- 小田
- 当たり前ですよね、営業中のランチ時ですから(笑)
- カタヨセ
- そこで、ヨシカミさんのご主人にご挨拶させてもらったら、すぐに「はい!やっていいよ!」みたいな(笑)
- 小田
- 「はい、どうぞ!」みたいな
- 全員
- (笑)
- カタヨセ
- お客さん、ランチ食べてるランチ!
- 小田
- ハンバーグ切ってるところで「はい、どうぞ!」って言われても、誰?誰?ってなりますよね!?みたいな(笑)
- 全員
- (笑)
- 小田
- 一回、お店出たもんね。早すぎて。
- カタヨセ
- カルチャーショックでしたね。ああ、これが浅草かと。
- 調
- 面白い(笑)
- 小田
- ね〜。
- カタヨセ
- あれは凄かったですね。

- 安田
- そうですよね。ね。すごいですよね。
- カタヨセ
- 試されてると思いました。
- 小田
- うん。
- カタヨセ
- ここをどう乗り越えるんだ、お前たちは?っていうね(笑)
- 全員
- (笑)
- カタヨセ
- ここで引くのか、乗り越えるのか、っていうね。
- 安田
- はいはいはいはい。
- カタヨセ
- もうやるしかないので、やらせてもらって、パフォーマンス終わったらチラシを配らせてもらってね。
- 小田
- ねえ、鍛えられたよね〜。
- 全員
- (笑)
工事中の建物の上でチケット販売パフォーマンス
- 小田
- あと、あの、チケット販売パフォーマンスもやりましたね。
- 調
- やりましたね〜(笑)
- 小田
- 今はもうきちんと完成してますけど、セントラルスクエアでしたっけ?完成前の工事中の建物でやりましたね。
- 調
- やりましたね〜(笑)六区セントラルスクエアですね、今は大型ビジョンもあります。でも当時は何にもなかったですね(笑)
- 小田
- 今はきちんとチケットショップもありますけど、そうするっていうのは前々から予定していたんですか?
- 安田
- そうです。できたのが2年前?
- ケン・調
- 出来上がったのは1年半ぐらい前です。
- 調
- 2016年の春頃ですね。
- ケン
- そうしたいっていう構想がずっとありましたね。
- 安田
- そうですそうです。
- 小田
- なるほど。
- ケン
- ニューヨークにチケッツっていう仕組みがあって、劇場街をやっていくんだったらやっぱりそういうのも必要だよねっていうことで、それもずっとやろうっていう話はしてて。
- 名古屋
- うんうん。
- ケン
- 自分たちでやるつもりがすでに展開されていた会社があったので、じゃあ一緒にやりましょうと。
- カタヨセ
- ああ、そうなんですね。
- 調
- 丁度そういうお話をしている時に、ロクディムに出会って。
- 小田
- そこでチケットを売ってみようってなったんですよね。
- 調
- 今、考えるとおかしいですよね。工事中の建物の上で(笑)
- 大和
- そうだよね(笑)
- 全員
- (笑)
- 調
- セントラルスクエアの下とか、解体?壊してましたもんね(笑)
- 小田
- 今では想像もできない状態でしたね(笑)
- 安田
- あはははは。
- 調
- そうですね、今考えたら可笑しいなと思って(笑)

- 大和
- そうだ(笑)
- ケン
- 建物の中にはマネキンとかいっぱいあって。
- 大和
- そうそうそう。
- 小田
- そうですよね。
- 調
- 普通だったら「立ち寄っちゃいけません」みたいになってたもんね(笑)
- 小田
- そんな中、路上に長テーブルを出して、よくチケット売りましたよね。
- 調
- そうですね。
- ケン
- (笑)
- 名古屋
- 声掛けのために、建物の中を通って2階のベランダ?に出させてもらったんですけど、まず、畳の部屋を抜けて、窓からベランダに出る、っていう感じでしたもんね。
- 小田
- そうだそうだ。で、何回かやって、実際売れましたもんね。
- 調
- そうですよね!
- 名古屋
- 売れましたね。
- ケン
- 確かにそうですよね。
- 小田
- 自分でもすごいなーと思って。
- 全員
- (笑)
- 調
- あの時、すごい嬉しかったです!売れたー!と思って(笑)
- 小田
- セグラスの皆さんが「売っていいよ」って言うし、買う人もいるし。みたいな。
- 名古屋
- おばあちゃんが買ってくれた記憶がありますね。自転車を押したおばあちゃんが。
- 調
- そうそうそう!
- 名古屋
- 一回通り過ぎて、また戻ってきて、で買ってくれた。
- 大和
- へ〜。
- カタヨセ
- すごい。実績ができちゃった。
- 小田
- セグラスの皆さんも喜んでくれるし。
- 調
- だって、あの時が初めて。
- ケン
- そう初めてやったからね(笑)
- 調
- だから、こっちとしても「お〜、すごい!」みたいな。
- ケン
- 売れるじゃん、ここって思ったね。
- ロクディム
- (笑)
- 安田
- 今の「六区セントラルスクエア」の形の、基本ベースはロクディムさんと一緒につくった。
- ケン
- 間違いない。
- カタヨセ
- うわ〜。
- ケン
- 間違いないです。
- カタヨセ
- ずっと言っていこう(笑)
- 調
- したまち演劇祭の後になりますが、浅草六区の町の中での防災訓練「災害に備えまSHOW」もそうで、結果、あの時の内容がすごく好評というか、みんなそれで伝わって。実際に今、安全対策していく町になっています。
- 大和
- うんうん。
- 小田
- へ〜。すごい!
─続きます─