【魔法エピソード、はじめます】
2014年4月25日(金)CLASKA Presents LIVE「笑う魔法」出演にちなんで、「魔法エピソード」のコーナーをはじめます。
「笑う魔法」は1日限りの1回公演、魔法のように突然現れ、魔法のように終了します。
そんなマジックアワーな「笑う魔法」本番まで、ロクディムメンバーそれぞれが「私の魔法体験」、つまり「魔法エピソード」を綴っていきます。
メンバーそれぞれの、不思議だったり感動したり奇跡的な瞬間だったりの「魔法にかかったようなエピソード」の数々は、舞台では見れない意外な一面が垣間見れる、、、かもしれません。
(数年前のメルマガが思い出されます・笑)
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さて、Episode3は小田篤史編です。
魔法のような不思議な出来事。
不思議なこと。
日常の中にも、不思議なことってきっと起きていて、
自分や、他の人の作為が及ばないような出来事を
「『縁』があったんだねぇ」なんて言ったりするんじゃないかと思います。
そんな『縁』のように、
やってる本人たちも不思議だなって感じることは、
即興をしていると時々起こります。
誰かの何の気なしに言った『言葉』や『行動』。
それが、その後起きる出来事を大きく左右させたりして・・・。
作られたドラマ(例えばサスペンスとか)はきっと
練りに練られた『伏線』と呼ばれるものがあります。
見てる人を驚かせ、楽しませたり。
「あの時の、あの会話が!」とか
「あの時の親切なあいつが実は犯人だった!」とか。
作られたドラマは、狙い済ませて『伏線』を仕込んでおくのだろうなぁと思います。
即興の場合は・・・。
やってる本人たちが、一番驚いてるんじゃないかと思う(笑)
自分たちも、どうなるのかわからない。
それなのに、何かに引き寄せられるようにドラマが生まれる。
センスとか、知識とか、頭の良さとかだけではない、
不思議な引力みたいなものに引き寄せられる。
Episode2で猛くんが紹介した動画も、そんな感じかもしれない。
理屈じゃない言葉や行動が積み重なって、
偶然のような、
『縁』のような不思議なことに出逢わせてくれる。
僕の場合は、りょーちんと演じたシーンを思い出す。
Episode2の動画と同じく、「S-1グランプリ」というLIVEで演じられたもの。
2人で1人の人物を演じながら、セリフは文節ごとに紡いでいく。
【ワンワード】というスタイルで演じられたシーン。
タイトルは撮影所。
ハリウッド映画の撮影所にやってきた新人俳優を、
ぼくとりょーちんが演じてます。
りょーちんが最後に「ここからは」というまで、
正直どうなってしまうんだろうと不安を感じつつも、
やりとりすることの楽しさに乗せられて演じています。
もしかしたら、最後のセリフを言い終わってから、
やっと頭の方で理解できたシーンかもしれません。
それがこちら。
文節でしか伝えられないので、
お互いの意図を超えて、物語は進んでいってしまいます。
(キャパシティを何度も超えている、
僕の状態がよくわかる動画ではないかと・・。)
きっと、この時の僕は、どうしていいのかわからないまま、
途中からはりょーちんとやりとりすることの楽しさに
飲み込まれていったような感覚かもしれません。
(途中からはやりとりが、
文節ですらなくなってしまうし・・。)
1文字単位になったあたりは、
やりとりの楽しさだけだと思われます。
あとから映像で見ると、ひどくバカバカしいストーリーなんだけども・・・。
最後の最後まで、どうなるか、もちろんわかってない。
何かに導かれるようにやってみる。
その瞬間はそれが何を意味してるか、分かっていなくても。
あとあと何かに繋がってしまう。
(仕事とか、恋愛とか日常にだってありますよね?)
そういうことを僕は魔法のように感じます。
そんな魔法に出逢えるのは嬉しいことだなぁって思います。
そして、その魔法のような出来事を
誰かと分かち合えるのは、一つの幸せだなって思うんです。
『笑う魔法』
沢山の人たちと魔法みたいな時間を一緒に過ごせたらと思ってます。
また会場でお逢いしましょう・・・。
【ライブ情報詳細】:2014/04/25(fri) CLASKA Presents LIVE 「笑う魔法」