【紙に書かれた言葉たち〜#06 カタヨセヒロシ 選】
◼︎身近な人に伝えたい言葉◼︎
「3人で行くとして、寝るときの部屋割り、どうするつもりなの?」
「ひと言」には謎がある。
「この謎」は、書いた本人にしか知りえないものだ。
まるでミステリー小説の作者のように。
その言葉を目にした第三者は、自分が名探偵か名刑事になったつもりで推理するほかない。
その言葉の意味を、状況を、背景を。
「部屋割り」が必要な状況とは何か?
「3人」という人数は何を意味しているのか?
果たして「どうするつもり」なのか?
このひと言の登場人物は3名だ。
・Aさん:ひと言を書いた本人
・Bさん:ひと言を書かれた相手
・Cさん:話題に出てくる3人目
「部屋割り」というキーワード、「3人」という割り切れない人数、「どうするつもりなの?」という、相手への投げかけ。
男女の何か?
それとも、家族の何か?
もしくは、計画的犯行のアリバイ作りか?
素晴らしいストーリーが紡がれる気配が漂う。
推理は想像という羽を持って大空へ羽ばたいていく。
この物語りの真実は知っているのは、太陽か月か星々か。
否、ひと言を書いた本人のみぞ知っている。
「3人で行くとして、寝るときの部屋割り、どうするつもりなの?」
僕はこう答える。
「みんな同室。僕が真ん中!」
その夜、寝入る時、何が起きるのかを期待しながら。
【紙に書かれた言葉たち、とは?】
ロクディム第7回東京単独ライブ 9/27に向けての連続企画。
ロクディムのライブに訪れた人たちの、紙に書かれた言葉と想い。いつもは、ライブの中で使わせてもらっている、皆さんからの言葉ですが、ロクディムのライブを作るもう一つのの魅力として、この連続企画でおすそ分けします。
あの瞬間を共有した人たちによる、ひとりひとりのドラマ。
+LIVE詳細やチケット申し込みはロクディムWebsiteへ!+