ロクディム初グッズとなる「ロゴTシャツ：カタカナ・アルファベット」を対象とした、12月限定のお得なセール「師走セール＠WEB一緒割」をおこないます。
公演会場でのグッズ販売では「一緒割」という割引があるのですが、それを通販にも適応させました。
ご購入はロクディム・オフィシャル・Webショップ「六屋」にて
グッズを作った理由
【文章・写真：カタヨセヒロシ】
ロクディムを結成した当初から「グッズがあったらいいよね」という話はしていました。でも「あったらいいね」という軽い話で、実際に作るつもりは誰にもありませんでした。他人事のような「あれ、いいよね」って感じでした。
今も昔も僕たちの公演は全て即興なので、作品として繰り返せるものは存在しません。それがロクディムの強みだし、公演（ライブ）体験以外は特にいらないんじゃない？と考えていたのだと思います。
そんなある時でした。文藝別冊の総特集の「平田オリザ 静かな革命の旗手」（2015・5・22発売）を読んでオリザさんが中心となって結成した青年団では色々なグッズを作っていたことを知りました。グッズを制作する目的として、舞台以外でも演劇に触れることのできるツールとして制作・販売しているとオリザさんが話していたように記憶しています（違っていたらごめんなさい）。
演劇を見に来た人が気に入ったグッズを買って帰る。非日常な劇場空間からグッズという形になった演劇要素を、自分の日常へ持って帰るわけです。そのグッズが、その人の生活の中にちょこんと存在していて、日常のふとした時に「ああ、これ見たな」と思い出す。それは日常の中に演劇があることなんです。そうやって演劇に触れる人や機会を増やすためにグッズを作った、そういったことが書かれていてはっとしました（全然違っていたら本当にごめんなさい）。そうか、グッズってそういう「役割」を持つものなのかと。
ロクディムのパフォーマンスは即興であるがゆえに形としては何も残りません。観劇中・観劇後の、感情や感動はこころの中に残るけど、日常の生活に戻れば次第にやっぱり薄れていくものだと思うのです。
そんな折、ふとした時にロクディムやその時のシーンを思い出してもらえる「きっかけ・スイッチ」となるのが、グッズなんだと。
「あのシーン、めちゃめちゃ笑ったなあ」とか「ストーリーは覚えてないけどとにかく面白かった」とか「ブーイングしたなあ」とか「思わず涙した」とか「あの時に、あの人のことを思って、あんな言葉を書いたなあ」とか、その時の記憶や空気感、会場の賑わいや静けさ、そういうものを思い出してもらえるような、そのためのグッズなのだと思うと、そうなったらとても嬉しいし、それはロクディムを見に来てくれた（くれる）人との「新しい繋がり」をつくるものなのだと思ったのです。
初グッズ・ロゴＴシャツに込めた想い
それからグッズを作ろうと動きはじめ、2016年2月に最初のグッズ、ロクディム「ロゴTシャツ：カタカナ&アルファベット」が完成します。
ロクディムの公演は、一般的なお芝居よりも舞台と客席が近いと言われます。観客と普通に対話をすることもあり、親近感・一体感が強いとも言われます。そんなロクディムのグッズであるなら、着心地はとても大切です。公演を見に来た時のように、リラックスできて、居心地が良くて、いつもで笑えて楽しくて、楽。そういった「ロクディム体験」を「着ることで感じられること」それが重要だと思いました。
なので、ボディ（生地）を決めるのに時間がかかりました。
様々なメーカーのTシャツを買って、生地感や厚さのチェック、裾が長過ぎないか短か過ぎないか、首周りはキツくないかを確認する繰り返し。色々なTシャツを試し買いしていたので、部屋にTシャツが溢れている時期もありました（笑）。
その結果、本当に着心地がよいこのボディと出会うことができ、おかげさまで好評をいただき、増刷するごとにカラーバリエーションが増えて７色になりました。即興コメディならではの楽しさ、ロクディム・メンバーの個性や見に来てくれるお客さんの要素（多様性）等を表現したいと考え、種類が多くなってしまいました。購入を考えている方から「色が多くて選べない」と言われてしまうこともありました（笑）
そして「ロゴTシャツ：カタカナ&アルファベット」今月に限り「師走セール＠WEB一緒割」をすることになりました。公演会場でのグッズ販売では「一緒割」という割引があるのですが、それを通販にも適応することになりました。一番最初のグッズとなるこのTシャツ、気になった方はぜひお手元に置いて下さい。先月の東海ツアーでは、寒い時期のインナーにも良いよと教えてもらいました。寒い季節にロクディムからのぬくもりプレゼントです。
やわらかく着ごこちのよい生地、細身のすっきりしたスタイル。ポップなナチュラルカラー。いつでもどこでも「この瞬間を一緒に笑おう。」
