子どもの頃
「ドラえもんの映画を観に行く」
のが異常に心躍ったのを覚えている。
自分の中で
「映画を観に行く」
という行為が物凄く特別なことで、それだけでココロオドルのだけど
そこに
「ドラえもん」が加わると
ココロオドルウルトラMAX、いや、心踊るどころではなくもはや何かわからないけど物凄いものが当たったとか、
何かわからないけど自分が新記録を出したとか、何かわからないけど日本人でただ一人選ばれたとか、それくらい何かわからないけど「ぅぅうおおおお~やったぁぁああ~!!!!」感があった。
今は映画を観るのにわざわざ映画館に行かなくても、すぐにDVDでレンタルされて家で観ることができるし、
携帯電話やタブレットで好きな場所でいつでも映画を観ることができる。
しかし、昔は映画は映画館でなければ観ることができなかったのだ。
その時見逃すと次はいつ観る機会が来るかわからない。
ある意味その一時に込める想いはアスリートさながらでその有難さは半端ないものがあったと思う。
そして、さらに!劇場前売り券を持っていけば窓口で
記念のドラえもん缶バッヂが貰える!という子供を釣るための容赦ない特典が付いていた。
そんなまさに夢のような時間だった記憶、感覚が今もハッキリと残っている。
あれから四半世紀以上が経過し
ドラえもんの映画を観に連れて行ってもらっていた自分は、連れて行く側の立場になり長らく映画ドラえもんはご無沙汰だった。
が、なんと今年で35周年記念!ということで
久々に劇場に足を運んだのだった。
そして、チケットを買い
劇場に足を踏み入れた瞬間
!!なんだこの空気感は!!
!!なんだこのエネルギーは!!
!!なんだこの胸の高鳴りは!!
目には見えないけどハッキリとそこには
異常なまでのココロオドルエネルギーが充満している。
特に子供達から発せられるそのココロオドルエネルギーが半端なく、劇場のスクリーンの前に元気玉の如く充満していた。
その時気付いたのだった。
ドラえもんの映画を観に来ているという感覚ではなく、みんなドラえもんに会いに来ている、いや、一緒に冒険しに来ているのだ!
中年のおっさんである自分もかつての少年時代の自分の如く一緒になってワクワクしながら始まりを待った。
そして、上映が始まる。
主題歌が流れると歌い出す子、のび太が転ぶとゲラゲラ笑い出す子、しきりにコメントする子、始まってすぐにトイレに行く子
自由だな〜
と。
あんなこといいな、できたらいいなと思ったら
あんなことや、できたらいいことはやったらいいんだねー
と。
そして大盛り上がりの中、物語はのび太やドラえもん達の大活躍で幕を閉じた。
床に散乱する半端ない量のポップコーンを見ながら
盛大な祭りの様な余韻に包まれながら劇場を後にした。
何もしてないんだけど一仕事終えた充実感があった。
ありがとう!
ドラえも〜ん
そして〜、いよいよ迫るロクディム東京単独LIVE!
みんなの夢を叶えてくれる道具が出てくるドラえもんの四次元ポケットの様に
ロクディムにも何がでてくるかわからない六次元ポケットがあります。
あんなこと
こんなこと
どんなこと?
何が出てくるか乞うご期待!
劇場でお待ちしてます。