20年前。まだ戦闘能力8の頃の青春。

今から20年くらい前。りょーちんがまだ地球に来たてのころ。

当時のりょーちんの戦闘能力は8くらい。

ゆえに渋谷を歩いているとチーマーに絡まれます。(チーマー。当時はまだいたんですね。センター街にたくさん)

なぜか当時とっても絡まれていたそうです。

目が悪いから、何か見ようとすると眉間に皺で人相悪かったのも一因かもしれません。

その日も絡まれ、抵抗するもチーマーの戦闘能力は平均200。敵うわけがありません。

財布とスカウターをチーマーに差し出し、家に帰れなくなったりょーちんは当時祐天寺に住んでたワタリに電話するんです。

まだ携帯がそんなに普及していなかったので、電話ボックスからワタリの家電に電話。

ワタリ「(ガチャップーッ)はいもしもし」

りょーちん「あのね・・たけちゃん」

ワタリ「うん。どした?」

りょーちん「今、渋谷でね」

ワタリ「うん」

りょーちん「・・・・」

ワタリ「・・・・・・ん?」

りょーちん「(徐々に涙声)チーマーに・・がらまれぢゃってね」

ワタリ「ええええええ〜!!」

りょーちん「(泣)ううううううう財布とね・・・スカウターをね・・・・」

ワタリ「今どこにいるの?」

りょーちん「(嗚咽)渋谷」

ワタリ「今から行くから!チャリで!」

りょーちん「(嗚咽)ごめんねうううううううう」

ママチャリで渋谷まで駆けつけて、三角座りをして打ちひしがれているりょーちんを確保。

歩いて一緒に祐天寺まで帰った。

絡まれたことをネタにして笑い飛ばしながら。

家につく頃には戦闘能力は10になっていた。

そうやって良いことも辛いこともシェアして強くなるんすね。

え?今?

8万くらいになってるね。