ロクディムの稽古。
軽く打ち合わせから始まる。
その流れで話は先日開催した名古屋ライブの振り返りに。
ワタリは打ち上げ後はいなかったので、皆がどんな思いだったのか聞く。
この時、ワタリは深呼吸を2〜3回した。
ライブの振り返り、楽しいことが多いけど、時々モヤッとしたことや、いつの間にか精神的の怪我をしている時だってある。それをシェアする時、中には受け入れがたい言葉もある。
それを受け入れられなくすることの多くは自分のくだらないプライドだったりする。
だから、それは違うと自分に教える。そのための深呼吸。
相手の言葉を正面から受け止めよう、次に活かそう。そう心に決めて聞く。
振り返りはとても大事で興味深い話となった。
シーンだけでなく、MCの時に出ていたアイディアに対して賛同しているのかしていないのか?賛同しているならちゃんと表現しようという話に。
その時、ワタリはある場面を思い出した。昔ロクディムの打ち合わせ中、あまりにも皆が相槌を打たないことにワタリが異を唱えた時のことだ。
色々ワタリが話せども、誰も相槌を打たない。
「相槌は打たないとダメだ」というワタリにカタヨセが「その必要はない。聞いているんだから。むしろ相槌打っているのに聞いてない方がたちが悪い」という斬新極まりない反論をした。
ワタリは反論できなかった。相槌だけ打って話を聞いていないのはワタリのことを言ってるんだなと図星だったからだ。「よくわかってるな··くそう」と唇を噛み締めた。
だが、今、リアクションが大事という話に。
「ほれみたことか!」と心の中でひとりごつ。いや、少し言ってた。どうだ!と。皆、それに対してはノーリアクションだったけど。
また本番中、仲間からのアイディアに乗れない時の話に。
ワタリはフロントマンで色々喋る。とにかく先陣を切るように話すことが多い。なので、熟考したアイディアというより、勢いのまま言ったりすることがあり、そのせいでよく反対意見を言われたりすることが多い。最初はそれに対して傷ついたりしていたが、今は割りかし慣れた。ただ、疲れていたりする時には難しい。時々傷ついたりする。でもそれを毎回、メンバーとシェアして、皆もそれをしっかり聞いてくれて、どう受け止めていくか、どう伝えていくか?ということを試行錯誤して今がある。システムでも義務でも「しないといけない」でもなく「想い合い、分かち合っていってる感」がそこにはある。だから、素直になって話せる。
人間だからね、どうあったってうまくいかないことや、不必要に傷ついてしまうことがある。
でもその言いにくいような感情や現象について話し合える関係がある。それがとっても大事だなと感じる。
その後の稽古もプレイヤーとしてとことん参加できることが貴重。
今までのフォームを壊し、さらに開拓していく感覚。この体験をもっと重ねていきたい。