どれだけ気配を殺して隠れていても。
どれだけ気づかれないように距離を取っていても。
どれだけ音が出ないように袋を開けても。
どれだけしらばっくれていても。
「今、何か音がしたけど」
「何持ってんの?」
「何で隠してんの?」
「口の中に何入ってるの?」
「食べる~!」
なぜなのか?
あらゆる5感・・それ以上を駆使してなのか‘‘それ”の存在を感じ取られてしまう。
大人げないが、大人が一人の時間で自分のためだけに‘‘それ”を楽しみたい時もある。
‘‘それ”のことは絶対に言ってはいけない
だから逃げる。
そしてどこまでも追いかけられる。柿の種、かっぱえびせん、キャラメルコーン、キットカット・・etc
今まで犠牲になった‘‘それ”は数知れない。
今度こそ‘‘それ”を隠し通すため全力で逃げる。
そう・・
‘‘それ”を見られたら終わり。