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続・されば通る。誰?「侃々諤々六々湧々~かんかんがくがくろくろくわくわく」

昨日はロクディム稽古日。

いつもなら集まってなのだけど、今回は一か月後に迫った名古屋公演のことと、その翌日に桑名で行われるMugiCafeでのライブのアイデア出しが内容の中心だったためそれぞれ自宅からの参加で意見交換する時間となった。

13時から始めて17時までの4時間。ほぼみっちり話合う。

「そんなに長く何話するの?そんなに時間かかるの?」という風に思われる方もいるかもしれない。

でも、実際それくらい平気でロクディムメンバー揃っての話合いは時間がかかるし話も続く。(時に長くなり過ぎると脳みそがフリーズすることやファンタジーの世界に現実逃避することもある。これは内緒だが。)

毎週夜遅い時間に始まる全員集まってのオンラインミーティングや、それ以外にも打ち合わせが必要な人が時間を調整して集まって行うミーティングも含めると連日顔を合わせるということも多々ある。

そして何かを決める時、特にライブの内容ともなると6人誰しもが「俺の意見はいいから誰か決めてもらっていいよ」なんて他人任せになることはまずない。

いわゆるトップダウン型の組織ということでもないこともあり、決定事項は全員集合しての話し合いの上の合意で決まる。

ゆえにお互いの意見や認識の違いを理解した上で向かう方向や、やり方をすり合わせいく作業は本当に時間がかかる。

例えば一人納得できてなさそうなメンバーがいればその懸念材料をただ取り除くのではなく、それが出てきた理由のところまでもう少し深く触れていく。

そして「ではこうしたらどうだろう?」「これならどう感じる?」と視点を変えてあげたり歩みよった提案で返す。

無下に否定はしない。まず聞き入れるのだ。

だから「即興だからその場に集まってチャチャっとできるんでしょ?」なんて言う人がいたら大いに反論して言おう。

「その場にいくまでのチャチャっといかなさ加減と言ったら本当に本当に本当に本当にライオンだぁ~♪なんですよ」と。

そう、ある意味ここがロクディムの「ものづくり」としての手間ひまかけてにあたる部分だし絶対に6人誰しもが手を抜かないところなのだ。

まず順番に話をしていく。

ほんの小さな疑問や腑に落ちない点、感覚的になんかしっくりこないことなどとにかく口に出してみる。

自分の言語化できないことも他のメンバーの言葉によってはっきりすることも多いし最初に考えていたアイデアや意見が180度変わってしまうこともよくある。

ポンポンと話が積み上げられていったり、逆に繋がらないことが脈絡なく現れたりと即興のシーンのようなやりとりになることもある。

楽しい時もあるが、なんとも言えない鉛の様な重く圧し掛かる感じの空気の時も当然ある。

何ターンか話をしてやっと決まりかけてきた時にちゃぶ台返しの如く振り出しに戻ることもあるあるだ。(アンタ星一徹ですか!ってやつね)

「このこじらせ中年男子共が!俺もだけどなッ!」と心の中で叫ぶことも実際ある(これも内緒だが)

でもやはり話を聞くと納得できる腑に落ちる自分もいる。

今回もミーティング時に

「このやり方だとなんだかこじんまりと収まってしまう感じがするんだよね」と言う意見が出た。

でもこの「こじんまり」のニュアンスも各自の受け取り方が違う。

何を基準に「こじんまり」と感じるのか?

今までのやり方やシーンと比べて?

じゃ今までをスタンダードとしたら、今回のライブでそれと同じようにならないかもしれないことが「こじんまり」でその基準に満たないと勝手に思い込んでる「こじんまり」がそれがマイナスな感じなの?

そんなやりとりも含め時間が過ぎていく。

次第に形が見えてくる。

いい兆しだ。

遊び心も湧いてくる。

そして「いいんじゃない?それ楽しいんじゃない?お客さんも楽しんでもらえるよ!」

まずはひと段落つく結果に至る。

とは言えまだ始まったばかり。

ここからロクディムは更に練り上げていく。

より進化した

より面白い

「この瞬間を一緒に笑おう」を届けるべく

ライブ当日までウンウン長い時間楽しく唸る秋の日が続く。

ミーティング中盤。お互い聞く。そして聞く。真剣。やや倦怠期。(この日は渡猛は公演中のためお休み)
ミーティング終盤。「おっ、なんかバカバカしいけど、それロクディムっぽくていいね!」とみんな笑顔になる。

そして、いよいよ本日から「ロクディム名古屋単独公演 LIVE @大須演芸場」チケット販売開始です!!