「ロクディムALIVE」はワタリがロクディムの歴史を振り返っていく「完全主観ノンフィクション小説」です。
その想いや前回までの話しはnoteのほうに書いてありますので是非みてやってください。
幻の公演、長野松本公演
2011年がきた。
これからチームとして、自分たちの責任で色々動いていこう!と胸躍る年がはじまった。
渡猛とカタヨセヒロシが共同主宰するチーム「ロクディム」。
東京と鎌倉にそれぞれ住んでいる2人の打ち合わせはたいがいは横浜だった。
そこで何回か打ち合わせをして日本全国をまわっていくプロジェクト「ジャパンツアー・プロジェクト」が生まれた。
カタヨセがデザインして、どんどん現実になっていく感覚にとにかくワクワクしていた。
そしてその話がどこから来たのかワタリはまたしても覚えていないんだけど(覚えてるロクディムさんがいたら教えてほしい)、ロクディムにとって最初のツアー場所は実は長野の松本だった。
「実は長野の松本だった」そう、これは幻に終わる。
この話に行く前に大事なことがある。
ロクディムがチームになるならないの時期。つまり2010年くらいから。
ロクディムと縁があった映像クリエイター・映像作家の星子旋風脚氏が主催するコメディイベントに何度も出演することになる。
この経験がまぁとんでもなく刺激的でその後のロクディムがあるのもここでの経験のおかげだと思っている。
LIVEはロクディムだけでなく毎回コラボでおおくりした。
そのときに共演させていただいた皆様。
石倉チョッキさん
顔田顔彦さん(大人計画)
佐藤真弓さん(猫のホテル/表現さわやか)
パルト小石さん(ナポレオンズ)
イチキ游子さん(B-amiru)
桃塚怪鳥さん
フォークシンガー小象さん
バロンさん
村上航さん(猫のホテル/表現さわやか)
坂本頼光さん(活弁士)
小芝居集団コーンポタージュさん
パンコントマテさん
笑福亭羽光さん
原田茶飯事さん
tamamixさん andmore…
などなどざっとあげてみてもそうそうたるメンバーがいた。
原田茶飯事氏の音楽はその後いまもずっとロクディムを支えてくれている。
星子さんとの出逢いが奇跡を生み出した。
また星子さんのイベントのおかげでたくさんの人と出逢うことができた。
「即興」という世界から船に乗って海を渡っていくくらいの大きな出来事だった。
星子さん本当に本当にありがとうございます。
そういう経験もあって臨もうとおもったジャパン・ツアープロジェクト。
最初の長野松本公演は幻となった。
そのツアーをしようとしたときに、2011年3月11日がきてしまった。
ここからロクディムは新しい章になる。