【大須演芸場公演に寄せて カタヨセヒロシ】
「やるのです」

リベンジ公演

今年の公演は、去年開催できなかった思いを込めたリベンジ公演だ。

コロナウイルスの影響は、第5波を乗り越えて落ち着いたとも言える状況にあるけれど、それは昨年の経験があるからだ。

昨年は、誰もが、何をどうしたらいいのかわからず手探りだった。それでも、その時々でそれぞれの人が、最善と思う判断・決断をして過ごしてきた。

僕たちロクディムも正にそうで、自分たちで話し合い、最善と思う決断を重ねた結果「名古屋公演を中止して来年へ延期する」ということにした。

それが1年を経て、今年、ついに開催する。
やってやりましょうよ!と思う。

名古屋淳の情熱と欲望の向こう側

ロクディムで唯一、名古屋在住の名古屋淳。
名前が本名で「名古屋」だけど、もともと名古屋の人じゃないのだ。

なお、名古屋という苗字は本名。
なかなか信じてもらえず、名古屋で初対面の人に免許証を見せることが多々ある。

ロクディムwebサイト 名古屋淳プロフィールより一部抜粋

(関係ないけれど、名古屋という苗字で、名古屋在住の人がどれくらいいるんだろうか)

移住するまでは縁もゆかりもなかった土地、名古屋。
というよりも、「名古屋」と絡めてからかわれる幼少時代もあっただろう。

そういう経験を超えて移住し、そこに住みながらロクディムの活動も続ける。よほどのエネルギーがなければ続かない。

僕はそれを「欲望」「情熱」と呼ぶ。

なぜそこまでするのか?そこには、名古屋淳という表現者が逃れることのできない、最上の喜びと快感があるからだと思う。

自分が住む名古屋という地で、新しく出会い、共に笑い、時に泣いたたくさんの友人・仲間ができたのだろう。仲良く喧嘩する大切な人がいるのだろう。そういう人たちへ、自分の活動を届けたいのだろう。

そこには「欲望」と「情熱」を超えて、その向こう側にいる人たちへ届ける淳なりの想いがあるのだと僕は思う。

ロクディム・メンバーもまた
同じく思うのだ

そんな名古屋淳の想いを感じながら、僕たちは僕たちなりの想いを胸に、公演の準備を進めている。

今年は、客席数を減らした中ではあるけれど、有観客公演をおこなう。
大須演芸場という素敵な会場にお客さまを迎える、1年ぶりの公演だ。

ぜひロクディムの公演に来て、「この瞬間を一緒に笑おう」を体験してほしい。
万全の状態でお待ちしています。
笑顔の花を咲かせましょう。