「MuGicafe公演に寄せて 名古屋淳」
「ただいま。MuGIcafe 2021」

三重県桑名市 古民家カフェ MuGicafe。
桑名駅から約徒歩15分。
桑名の街並みを観ながら歩く。
桑名の街はのんびりしている。
大通りを歩いていると「たまに」人とすれ違う。

駅からほぼ真っ直ぐの道を歩くとゆっくり歩くと、今と昔が入り混じる「寺町通り商店街」が出てくる。
商店街を抜けると、可愛らしい外観の古民家カフェMuGicafeが見えてくる。

「ただいま。」

MuGicafeの扉を開けると思わず言ってしまいそうな。
そんな温かい空気感がここにはある。
ナチュラルな調味料やお米・油・桑名もち小麦の色々商品・たまに野菜が並ぶ土間を抜けると、そこが玄関。
履き物を脱いで、板の間に上がる
そこから見える景色はさらに心を温かくワクワクさせる。
畳貼りの広間。
手前には年季を感じるソファ。
いくつかの木の机と座布団とその下にひかれている温かい色のラグ。
これでもかと絵本や本が詰められた本棚。
広間奥の台所からはいい匂いや美味しいそうな音が聞こえてくる。
目を伸ばすと
襖があり、突き当たりにはガラス貼りの戸。その手前には木の廊下。
廊下の先には縁側があり。
中庭が見える。
中庭の植物越しに見えるのは離れの建物。

ロクディムが、ここMuGicafeで最初にLIVEをやらせてもらったのは2015年。
MuGicafeでのLIVEは、お客様はみんな広間に集まり、座布団に座り、肩を寄せ合い、笑い声を寄せ合い、笑った隣の人の肩の震えを感じ、それが可笑しくてまた笑う。そんな距離感。ロクディムとの距離も手を伸ばせば触れてしまう距離感。ここでは演者とお客様は畳で結ばれる。それが今までMuGicafeでのロクディムライブ。

コロナ禍で大須演芸場と同じく、MuGicafeの公演も延期/中止の決断をした昨年。

そして今年、MuGicafeにロクディム帰ってきます。昔と同じには出来ない時代。
MuGicafe でロクディムが今までに過ごした時間と経験をロクディムなりに、今だから・今しか出来ない・ここだから・ここでしか出来ない、そんな新しいエンターテイメントを追求して、即興の物語を紡いでいきます。

MuGicafeの温かい雰囲気を感じながら、一年振りの

「ただいま。」

懐かしさと新しさが交わる、この場所・この時間を楽しんでいただけたらと思います。
MuGicafeでお待ちしてます。

*公演チケット【一般:3,000円】のみでしたが、【中高生チケット1,000円】を追加、また、【小学生以下のお子様は無料】でご入場できるようにいたしました。(人数把握の為、小学生以下のお子様同伴される場合は、チケットをご購入の際に、オプションにある備考欄に同伴されるお子様の人数のご記入をお願いいたします。)
親子で即興体験を是非!