「1000の稽古より1の本番じゃよ」
かの毒三郎又郎田(どくさぶろうまたろうた)師範が残した名言(嘘)。
だからとにかく上達したいことがあったらワタリは本番をするようにしております。
で、最近ワタリが上達したい~ってハマっているのはですね、ウクレレ!&歌!
とにかく本番を経験すべく自分で運営しているサロンにて月に一度課題曲を決めて(リクエストもらって)ウクレレで弾き語りをすることにしております。
今月の課題曲はスキマスイッチの「全力少年」。
まぁとにかく難しい。いや、ワタリからしたらどの曲だって難しいのだけどね。
本家を聞いて歌って、それを録音や録画してチェックして、スマホの「ポケカラ」でも歌って採点されて凹んでまた歌って・・を繰り返し。
あるていど「いけるじゃん!」ってなった本番前日の夜。
ツマミちゃんに「ちょっと聞いて~」とアカペラで歌う。
ツマミ「んー後半ズレてる」
ワタリ「・・え?こう?」
ツマミ「ううん。『ぶっ壊して~♪」だよ」
ワタリ「『ぶっ壊して~♪』」
ツマミ「ううん。ズレてる。『ぶっ壊して~♪』」
ワタリ「え?違う?『ぶっ壊して~♪』」
ツマミ「ああ・・最初もズレちゃった」
ワタリ「・・・え」
ツマミ「ううん。『積・み・上・げ・た』だよ」
ワタリ「・・え!『積み上げたもの~♪』」
ツマミ「おしい。最後『もぉのぉ~♪』」
ワタリ「『もぉのぉ~』」
ツマミ「『もぉのぉ~♪』」
ワタリ「『もぉのぉ~』」
ツマミ「ううん『もぉのぉ~♪』」
ワタリ「え?同じじゃないの・『もぉのぉ~』」
ツマミ「ちがうね~『もぉのぉ~♪』」
全然積み上がらない。そして最初からぶっ壊れとる。
樹海に全裸で迷い込んだ中2。
いやぁホントに音が聞けてない。相手の音も自分の音も。
ツマミちゃんの新手のスタンドに「雑雑雑雑~!!!」とボッコボコ。
いやこれが有り難いんですな。
まっこと自分のことは自分ではわかりませんから。
撮影して観ても観てる自分がわかってないんだからw一人じゃどうしようもない。
ってことで前日の夜に完全にテンプルにパンチをもらい意識不明。
でもタイトルは「全力少年」。
どこに辿り着くかなんてわからない。とにかく全力で走るだけだ!
ってことで、本日が本番。
不安を乗り越えるために本番ギリギリまでひらすらに練習。
そして本番!
ウクレレの音がワタリを助けたのもあり、そして完全に開きなおって全力で歌ってのが功を奏したのか、なんとか!!!なんとか走りぬくことができました。
こういう経験ができたのも本番のおかげ。(※つまり聞いてくれているサロンの仲間のおかけです)
なんにせよ追い詰められないとやらないワタリ。だから本番は大事なのです。
自分の理想とほど遠い現実に打ちのめされるけど、それが良いんですよ。(※ドマゾなのかもしれません)
中学のときの担任の野中先生に言われた言葉
「ワタリは人の3倍努力せんといかんな」
そうなんだよねぇ。だからワタリの場合は
「10000の稽古と10000の本番」
です。
あぁ、稽古もライブもやりたいねぇ。